まさに17世紀オランダの美食体験!レンブラントの“光と影”を味わう——メズム東京×国立西洋美術館コラボレーション「アフタヌーン•エキシビジョン チャプター17『レンブラント-光のオランダ紀行-』 」
17世紀オランダの“光と影”が、東京・竹芝で食体験に変わる
東京・竹芝のモダンラグジュアリーホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」16階のバー&ラウンジ「ウィスク」で、2026年6月1日〜9月30日の期間限定で開催されている「アフタヌーン・エキシビジョン チャプター17『レンブラント—光のオランダ紀行—』」。
アフタヌーン・エキシビジョン チャプター17『レンブラント—光のオランダ紀行—』

国立西洋美術館とのコラボレーション第二弾となる本企画は、17世紀オランダを代表する巨匠レンブラント・ファン・レインの世界観をスイーツとセイボリーで立体的に表現したアート×ガストロノミーの新境地と言えるでしょう。
レンブラントが生涯追求した「光と影(キアロスクーロ)」の表現を、食材・構成・テクスチャー・色彩で再構築されていて、まるで美術館で作品を鑑賞するように、皿の上の“物語”を味わう体験が広がっています。

企画の核を担う二人のクリエイター
このアフタヌーン・エキシビジョンを牽引するのは、メズム東京の世界観を創り上げてきたクリエイティブディレクター 小泉堅太郎氏と、食の芸術性を追求するマスターキュリナリーアーティスト 養父直人氏 の二人。

クリエイティブディレクター 小泉堅太郎(こいずみ けんたろう)
関西学院大学在学中からグラフィックデザイナーとして活動を開始し、ビューティー・ファッション領域の外資系企業のブランディングやPRを手掛けてきた。
2017年には経済産業省アウトバウンドプロジェクト「第一回 BrandLand Japan」のプロジェクトプロデューサーに選出。
メズム東京には開業前から参画し、BI(ブランドアイデンティティ)、VI(ビジュアルアイデンティティ)、アメニティ、アートワーク、F&Bのデザイン監修まで幅広く担当。
2019年2月よりクリエイティブディレクターに就任し、ホテル全体の“体験価値”をデザインする存在として活躍している。
マスターキュリナリーアーティスト 養父直人(やぶ なおひと)
東京全日空ホテルでパティシエとしてキャリアをスタート。
都内レストラン、オリエンタルランド アンバサダーホテルを経て、2001年にANAインターコンチネンタル東京へ入社し、ベストリーシェフとして腕を振るう。
2010年からは都内スイーツ店で商品開発に携わり、2017年に日本ホテル株式会社へ。ホテルメトロポリタンエドモントのベストリーシェフを務めたのち、2019年10月よりメズム東京のマスターキュリナリーアーティストに就任。
素材の“声”を聴き、物語性のあるスイーツを創り上げる独自のスタイルで知られる。
前菜8種のスイーツ&セイボリー——レンブラントの人生と作品を“味わう”構成
今回のアフタヌーン・エキシビジョンは、レンブラントの半生を象徴するモチーフを8つの小品に落とし込み、まるで連作版画のように展開されているのがとても印象的です。

1.ポッフェルチェ
着想:1606年 ライデンでの誕生
製粉業の家に生まれたレンブラントの原点を、小麦粉とそば粉で作る伝統菓子「ポッフェルチェ」で表現。
ふんわり焼き上げた生地にフレッシュクリームを添え、素朴で温かみのある味わいに仕上げている。
2.ニシン・サンド
着想:オランダを支えたニシン文化
レンブラントが青春期を過ごしたライデンの食文化に着目。
甘酢ニシンをレモン、ザワークラウト、マスタードと合わせ、パンドカンパーニュでサンドした爽やかな酸味と奥行きのある旨味が広がる1品。
3.トンプース
着想:アムステルダム移住(1631–32年)
新天地アムステルダムでの活躍を象徴する一品。オランダの定番菓子「トンプース」をアレンジし、特徴的なピンク色をパイ生地に採用してカスタードをアイスクリームに置き換えた軽やかな口当たりが特徴。
4.ヘフルデ・クーク
着想:1634年の結婚と市民文化の豊かさ
裕福な名家出身のサスキアとの結婚を象徴し、当時高価だったアーモンドを使った伝統クッキーを採用。
サクサクとした食感とアーモンドの香りが広がる、素朴ながら贅沢な味わい。
5.オランダ風クロケット
着想:代表作《夜警》(1642年)
レンブラントの代表作『夜警』の色彩に呼応したセイボリー。
ベシャメルベースの具材を包み、イカ墨を加えた黒いパン粉で揚げ焼きにし、作品の“赤”を想起させるパプリカソースがアクセントになっています。
6.フラー
着想:1656年の暮らしと日常
オランダで親しまれる家庭的デザート「フラー」を、アート体験の中に取り入れた一品。
軽やかなカスタードのようななめらかさが特徴で、素朴な日常の味わいを伝える1品。
7.チーズチップス
着想:1656年の破産と素朴な食文化
オランダを代表するゴーダチーズを焼き上げたチップスで、プレーン、黒コショウ、ケイジャンスパイスの3種を用意。
フラーなどと合わせることで、甘味と塩味のコントラストが楽しめます。
8.アップルタルト
着想:1669年の最期と静かな余韻
晩年を過ごしたアムステルダムでの最期を象徴し、オランダで長く愛されるアップルタルトを採用。
りんごとレーズンをぎっしり詰め、果実の甘みと香ばしいタルト生地が重なる、温かな締めくくりの一品。
メインスイーツ:後光のパンナコッタと漆黒のエスプレッソ
今回のハイライトは、レンブラントの宗教画に見られる“後光(ヘイロー)”をテーマにしたメインスイーツ、「後光のパンナコッタ」。
後光のパンナコッタ

レンブラントの『百グルデン版画』に着想を得たメインデザート「後光のパンナコッタ」。
真っ白なパンナコッタの中央には、ホイップクリームを入れてチョコレートコーティングしたシュークリームを潜ませ、セルクルの中には濃厚なカカオソースを配置。

セルクルを持ち上げると漆黒のカカオソースが真っ白なパンナコッタの溝に流れ込む事で、光源を一点に集めるレンブラントの技法を皿の上で再現した構成になっています。

漆黒のエスプレッソ

対照的に、深煎りエスプレッソの“漆黒”が影の象徴として添えられる「漆黒のエスプレッソ」は、奥行きのある苦味と芳醇な香りがスイーツのパンナコッタとカカオの余韻を引き立てるモクテルです。
光と影を同時に味わうことで、レンブラントの世界観が完成する仕掛けになっています。
メズム東京が描く“体験としてのアフタヌーンティー”
メズム東京のアフタヌーン・エキシビジョンは、単なるアフタヌーンティーではなく、「作品を鑑賞するように味わう」…
という新しい体験価値を提供するシリーズ。
小泉氏のアートディレクションと、養父氏のガストロノミーが交差することで、“食べる美術展”とも言える独自の世界が生まれています。
レンブラントの世界を五感で味わう、東京で唯一の体験
国立西洋美術館とのコラボレーションという確かな文化的背景を持ちながら、ホテルならではのホスピタリティとクリエイティビティで再構築された「光と影の美食体験」。
2026年の夏、東京で最もアーティスティックなアフタヌーンティーとして、メズム東京「ウィスク」は間違いなく注目を集めるでしょう!