創業157年の老舗が迎える歴史的転換点──木村屋總本店ブランド統合!「日本のパン文化をもっと豊かに」酒種あんぱん5種と新作“むしケーキアイス”に迫る!
2026年4月4日(土)「あんぱんの日」。
この日、明治2年(1869年)創業の老舗 銀座木村家と木村屋總本店 がブランドを統合し、名称を「木村屋總本店」に一本化しました。
銀座4丁目の象徴的店舗も「木村屋總本店 銀座本店」へと改称し、主力商品のパッケージ刷新も順次スタートしています。

創業160周年を3年後に控えるタイミングでの大規模リブランディングの背景には、木村屋が掲げる新パーパス 「日本のパン文化をもっと豊かに」 がある。
ブランド統合の背景──“わかりやすさ”と“原点回帰”
銀座木村家と木村屋總本店は、これまで別ブランドとして存在していたが、消費者にとって「違いが分かりにくい」という課題があったそう。
両社の代表を務める木村光伯氏がブランドの在り方を再検討し、「よりわかりやすく、一貫した価値提供を行うため」 に統合を決断したという事です。

統合後の銀座本店は単なる旗艦店ではなく、木村屋の味の源流である 「酒種(さかだね)」を守る唯一無二の場所 として位置づけられています。
パーパス「日本のパン文化をもっと豊かに」
木村屋が掲げた新パーパスは、「日本のパン文化をもっと豊かに」。
あんぱんの元祖として歩んできた歴史を礎に、日本独自のパン文化を次世代へつなぐという強い意思が込められています。
特に注目すべきは、木村屋が大切にする 「おもたせ文化」 の強化にあるでしょう。

単なる“お土産”ではなく、贈った相手とその場で一緒に食べ、会話が弾む体験価値を重視したギフトラインナップを共同開発していく事に注力するそうです。
明治7年誕生、明治天皇にも献上された「酒種あんぱん」の歴史
木村屋の代名詞である「酒種あんぱん」は、明治7年(1874年)に「日本人に合うパンを」と開発されたものです。
米・麹・水から作られる伝統的な発酵種「酒種」を使い、現在も創業当時と変わらない製法で作られています。
一般的なイーストとは異なり、酒種は米を栄養源とし、自然環境から採取した酵母菌を麹が手助けしながら増殖する。
手間はかかるが、香りの奥深さとしっとりした生地の食感 は唯一無二という事です。
酒種あんぱん 5種の特徴
(桜/小倉/けし/うぐいす/白)

木村屋の酒種あんぱんは、味わいの違いだけでなく、香り・食感・餡の個性 が明確に分かれています。
桜(さくら)

最も象徴的な酒種あんぱん。
塩漬けの桜花を中央にあしらい、こし餡の上品な甘さと桜の塩味が調和する。
明治天皇に献上された歴史を持つ“日本のあんぱん”の原点。
小倉(おぐら)
北海道産小豆の粒餡を使用。
酒種生地のしっとり感と粒餡の食感が最もバランスよく楽しめる定番。
けし

表面にけしの実をまぶした香ばしいタイプ。
噛むほどに香りが立ち、餡の甘さを引き締める大人の味わい。
うぐいす

青えんどう豆を使った“うぐいす餡”が特徴。
豆の風味がしっかりと感じられ、春らしい軽やかな甘さ。
白(しろ)

白餡を包んだ上品な甘さの一品。
酒種の香りを最もストレートに感じられる、通好みの味。
新商品「むしケーキアイス」──伝統×遊び心の新章
また2026年4月24日(金)から販売されている新商品が、「むしケーキアイス」。

木村屋のロングセラー「むしケーキ」にアイスをサンドした、世代を超えて楽しめるスイーツになります。

“むしケーキのしっとり感 × アイスの冷たさ” という新しい食感の組み合わせが特徴的で、駅ナカや手土産需要にもフィットする、木村屋らしい“日常に寄り添う新商品”として期待が高まっています。
坂口憲二氏「The Rizing Sun Coffee」と共同開発―“酒種あんぱんに合う珈琲”という新たな挑戦
今回のブランド統合に合わせ、木村屋は新章として 俳優・坂口憲二氏が主宰するコーヒーブランド「The Rizing Sun Coffee」 と共同開発を実施していて、そのテーマは 「酒種あんぱんに合う珈琲」。
酒種あんぱんの繊細な甘さと香りを引き立てるため、酸味を抑えた深煎り寄りの焙煎、餡の甘さを邪魔しないクリアな後味、酒種の発酵香と調和する香ばしさ…そういったいった方向性で開発されたのではないでしょうか?
木村屋が“パンだけでなく体験価値を届ける”という姿勢を象徴する取り組みだと思われます。
ブランド統合で何が変わるのか?
● 店舗名称の統一
銀座4丁目の「銀座木村家」は
→ 「木村屋總本店 銀座本店」 に変更。
● パッケージ刷新
主力商品から順次、ロゴ・パッケージをリニューアル。
伝統を継承しつつ、現代的で洗練されたデザインへ。
● ギフトラインナップ強化
“おもたせ文化”を軸に、共同開発商品を拡充。
● 直営・ホールセール部門の役割強化
銀座本店を源流とし、全国へ伝統の味を届ける体制を強化。
老舗だからこそ、進化を止めない
150年以上の歴史を持つ木村屋が、今大きな転換点を迎え、伝統を守りながらも時代に合わせてアップデートするこの姿勢は、まさに老舗の矜持だと思えます。
酒種あんぱんという“日本独自のパン文化”の継承
● おもたせ文化の再定義
● 新商品「むしケーキアイス」の挑戦
● コーヒーブランドとの協業による体験価値の拡張
これらはすべて、木村屋が掲げる 「日本のパン文化をもっと豊かに」 を体現する動きであり、先に控える創業160周年へ向けて、木村屋總本店がどのような新しい価値を生み出していくのか…
その歩みから、今後も目が離せない。