食べチョク桃グランプリ2024開催！総合大賞は小野桃園「黎王(れいおう)」！
日本最大の産直通販サイト「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデンが全国の桃の生産者を対象とした桃の品評会「食べチョク桃グランプリ2024」を開催しました。
全国各地から15軒の桃の生産者がエントリーをし、桃に関する知見を持った研究者・生産者・消費者等13名の審査員が評価しました。
部門を「硬い桃部門」と「やわらかい桃部門」の特徴別に設けて、商品名や生産者情報などは全て伏せたブラインド状態で審査が行われました。
形状や色見などの見た目や食味、お客さまに届ける為の梱包の工夫などを相対評価で審査し、審査員全員の合計点数によって各賞を決定されたそうです。
総合金賞に関して1点選出され、やわらかい桃部門から金賞:1点、銀賞:1点、銅賞:1点、入賞が、硬い桃部門から金賞:1点、銀賞:2点、銅賞:3点、入賞がそれぞれ選出されました。
※既に収穫が終了していたり、止むを得ずエントリー出来なかった生産者もいらっしゃいます。
厳選なる審査の結果、総合大賞に選ばれたのは山梨県山梨市の小野桃園が生産する「黎王(れいおう)」。
黎王(れいおう)
黎王は明治時代に日本に到来した桃の変種「ネクタリン」の一種だそう。
日本の気候にはなかなかマッチせず、プロ中のプロでも育成が難しい果物になるそう。
小野桃園さんの「黎王」は糖度が25度以上になるそうですが、これは白桃の糖度20度以上を超える甘さになります。甘いだけではなく、ネクタリン本来の「酸味」が甘さを一層引き立たせているんだそう。
黎王というネーミングは、「新しい時代や文化が始まろうとするこれからの黎明期で頂点に立ち、次世代の王として君臨する桃」という想いが込められているそうです。
お伺いした試食会では、桃の中でもシェアが0.01％以下と大変希少且つ、限られた生産者さんしか作らない極上の黎王を始め、受賞された桃を中心に贅沢に頂きました！
大賞以外にも”やわらかい桃部門”「金賞」は、つむぎ果樹園「白鳳」が選出され、”硬い桃部門”「金賞」は、またしても小野桃園「夢しらね」が受賞する快挙。
“やわらかい桃部門”「銀賞」は、下村もも園「清水白桃」が選出され、”硬い桃部門”「銀賞」からは村垣農園「つきあかり」と南アルプスこまの園「なつっこ」がW受賞。
会場には受賞された桃がズラリと並びに圧巻の眺望でした。
実際試食させて頂いた感想としては、まず見た目の色味が多種多様で、白っぽいものからややピンクかがったもの、まるでマンゴーのようにあざやかな黄色味のものまでバリエーションが豊富だなという印象。
食味も完熟したようなもの凄い柔らかいものから、程良い食感のあるもの、しっかりと固めのものまで同じく「桃」といっても初めての食感もあり改めて奥が深い果物だなと感じました。
帰り際には何と贅沢にも「黎王」を含めた桃のお土産を頂き、しばらく家庭で食後の贅沢なスイーツタイムに華が咲きました！
今回開催された食べチョク桃グランプリの背景には、夏から秋にかけて旬を迎える「桃」だけに焦点を当てても、国内だけで100種類以上の品種が存在すると言われており、それぞれに異なる魅力がありますが、輸送性の観点から世間一般に流通している一部の桃が「桃全体のイメージ」になっている現状を鑑みて、実は地元でしか流通しない桃が世の中には数多くあり、食べチョクを通じて桃の奥深い世界を楽しんでいただく機会創出につなげたいという想いがあったそう。
質の高い桃を栽培している生産者に光を当て、その魅力を発信する事で食べチョクが目指す「生産者のこだわりが正当に評価される世界」の実現に繋がると信じているという素敵な想いが感じられるイベントでした！
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