水への強いこだわりを持つ日本酒ブランド「龍水泉」の挑戦!

株式会社市野屋が手掛ける日本酒ブランド

 

龍水泉

 

 

最大のこだわりは「水」にある。

龍水泉に使用する8種類の水にはそれぞれ称号が付されています。

1種の水に限らずに、必要に応じて「軟水同士」だったり「軟水と硬水」という掛け合わせだったりと、商品ごとに最適解な仕込み水を導き出す事が龍水泉の大きな特徴の1つになっている。

 

そのこだわりの証として商品名の一部やラベル内に独自の称号8つのどれかが付されている。

天照・天星・天空・天風・天水・天地・天火・天雅と名付けられる水のそれぞれの天源や組み合わせに関しては企業秘密。

 

ブランドは3つのシリーズと各シリーズに対して最大3つのグレードで構成されている。

 

シリーズ

・ベーシック

日本酒らしさを担保しつつもフルーティーで飲みやすい

・ニューノーマル

アルコール分13度以下と比較的低アルコールで微発砲

・プレミアム

秋以降の発売予定。最高級の酒造好適米を使用し、-10度以下の特別な貯蔵庫で、最低でも半年以上熟成される

 

グレード

・スタンダード

ラインナップとしてはもっとも商品点数が多く、比較的お求めいただきやすい価格設定の商品

・プルミエ・クリュ

ベーシックから3商品、ニューノーマルより2商品を発売予定。スタンダードよりも高級な酒米を使用し、高精米。この中には瓶詰から半年程度エイジングして販売するものもある。

全ての商品はプルミエ・クリュ専用の化粧箱に入り、価格は22,000~55,000円/本となる見込み。

・リミテッド

数量や発売時期が限定となる商品で、プレミアムシリーズは全てリミテッド。モダン生酛で醸すニューノーマルの一部もリミテッド(季節限定等)に分類される予定。プレミアムシリーズの特徴は前述の通りで、価格帯は110,000~198,000円/本となる見込み。

 

1つ1つの設定して、ブランディングの作り方を聞いていくとそれはそれはワクワク感のある日本酒ブランドが登場しましたね!という感想。

そしてその龍水泉と料理のマリアージュをブランド立ち上がりの想いを伺いながら頂く機会を頂きお邪魔してきました。

 

会場は虎ノ門にある日本の酒情報館

 

 

龍水泉の代表的なレインナップと料理のマリアージュを堪能させて貰いました。

 

紅ほっぺとたまごのリオレ

 

お米と牛乳を使ったフランスの伝統スイーツリオレを紅ほっぺで表現。

高瀬と合わせて。

甘さの中に程良い酸味が上手く融合され、高瀬の持つ柑橘系の酸味と程良い甘さにピッタリ。

 

 

鮎のフリット

 

こちらは女鳥羽と合わせて。

鮎独特の食感にはミネラル感がしっかりと感じられ、心地良い炭酸の喉越しがマッチ。

 

白海老の鮨仕立て

 

いわゆるパニプリという料理を白海老と海老味噌をベースに、柚子胡椒や山椒のスパイシーさをポイントとしながら天火 五百万石と合わせて。

酸と渋みが一体となったレモンの酸味とリンゴの甘み感じる爽快感ある1杯が相性抜群。

 

鴨せいろのガランティーヌ

 

鴨のすっきりした味わいにせりや人参、セロリ、玉ねぎ、香草といった特徴的な合わせを美山錦のミネラル感と上手く融合させている。

花蜜のような優しい甘みと、苺やチェリーを感じるアロマ感が心地良い。

 

シャインマスカットのダックワーズ

 

デザートは美しき一皿にまとめられ。

散らされらエディブルフラワーが何とも鮮やか。

 

 

アーモンドの風味、シャインマスカットの優しい甘みと酸味のバランスが見事に焼き菓子で表現されている。

天空 山恵錦の持つレモンやグレープフルーツの爽やかさ、スギの香りが鼻孔をくすぐる切れ味良い味わいと合うんですね!

 

 

「食す快楽を最大化するSAKE」をコンセプトに、北アルプスの恵まれた水源や人や感性を含めた酒造りに必要となる「材」をアッサンブラージュして醸す龍水泉。

 

単一ブランドでペアリングする事を可能とするラインナップをまさに体現したイベントでしたが、実際に杜氏の方からの説明を伺いながらペアリングする事が何とも楽しい事だという事を実感出来ました。

 

国内は勿論、今後は海外への展開も大きく打ち出していくという龍水泉の益々の進化発展が楽しみでならない印象でした!