JR東日本クロスステーションが仕掛ける『ぐるぐる、つなげる』フェア第1弾「おいしいめぐみ」——ロスパン、廃麦、規格外フルーツが“ごちそう”に生まれ変わる循環型グルメ

JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーが2026年3月2日(月)〜3月29日(日)に開催するサステナブルフェア『ぐるぐる、つなげる』第1弾「おいしいめぐみ」。

 

 

エキュート秋葉原、エキュートエディション渋谷・横浜・新橋・有楽町・御茶ノ水、マーチエキュート神田万世橋、原宿駅店舗の全11ショップが参加し、全33種類の循環型メニューを展開する大規模企画です。

 

本フェアは、月間約5,000点発生するロスパン、卵を産み終えた親鶏、ビール醸造時に生まれる廃麦、規格外フルーツ、コーヒー残渣など、15種類の未利用・余剰食材に新たな価値を与える取り組みとして注目されています。

 

「食材の背景や環境への配慮を知り、次の行動につなげるきっかけをつくる」ことを目的に掲げていて、駅ナカから社会課題にアプローチする姿勢が鮮明になっています。

 

 

 

循環型社会を“食”で体験する——『ぐるぐる、つなげる』フェアの全体像

 

駅ナカから始まるサステナブルアクション

本フェアの特徴は、単なる「エコ」や「フードロス削減」ではなく、食材が次の命へとつながる“循環”を可視化する設計にあります。

 

ロスパンが鶏の飼料となり、その鶏が産んだ卵がサンドイッチへ。

ビール製造で生まれる廃麦がパンやバゲットに生まれ変わり、さらにそのパンが別の料理へとつながる。

 

 

この“ぐるぐる”と循環する構造こそがフェア名の由来であり、参加ショップの創意工夫が随所に光っています。

 

参加施設とショップ

    • エキュート秋葉原

    • エキュートエディション渋谷

    • エキュートエディション横浜

    • エキュートエディション新橋

    • エキュートエディション有楽町

    • エキュートエディション御茶ノ水

    • マーチエキュート神田万世橋

    • 原宿駅店舗

 

これら8施設・全11ショップが連携し、駅ナカの強みである「日常の動線上での気づき」を提供する取り組みになっています。

 

 

未利用食材が“ごちそう”に変わる瞬間

 

1. ロスパン × 鶏 × 卵の循環を体現する「黒トリュフのたまごサンド」

(Truffle mini/エキュートエディション新橋)

 

 

ロスパンを飼料として育った鶏が産む卵を使用し、さらにビール醸造時の廃麦を練り込んだパンで仕上げるという、循環の象徴的メニュー。

黒トリュフの香りと濃厚な卵のコクが重なり、背景を知ることで味わいが一層深まります。

 

 

2. 規格外フルーツ × コーヒーかす × 親鶏の旨味

「パキスタンカレー」(大衆酒場2.0 とぽす/エキュートエディション横浜)

 

 

堀内果実園の規格外柿、猿田彦珈琲のコーヒーかす、ロスパンで育った鶏と卵を組み合わせた、アップサイクルの集大成のような一皿。

スパイスの奥に果実の甘みとコーヒーの香ばしさが重なり、複雑で奥行きのある味わいに仕上がっています。

 

 

3. 親鶏 × 規格外柿 × 廃麦バンズ

「照り焼きベーコンエッグバーガー」「チキンメンチカツバーガー」
(TOKYO ALEWORKS STATION TAPROOM/エキュートエディション有楽町)

 

 

肉質がかたく流通しづらい親鶏を細かくミンチにし、規格外柿をジャムにして隠し味に。

さらに廃麦を練り込んだバンズを使用することで、“廃棄されるはずだった素材”が主役級の旨味へと昇華しています。

 

 

4. ロスバゲット × ビール醸造

「サステナブル リブレッド ウィートエール」(TOKYO ALEWORKS × PLUSOUPLE)

 

 

約2kgのロスバゲットを原料に150Lのビールへと再生させた、駅ナカ発の循環型クラフトビール。

パンの香ばしさと麦芽の甘みが調和し、アップサイクルの可能性を感じさせる一杯。

 

 

5. 廃麦 × バゲット

「プルドポークと炙りチーズの麦芽粕入りバゲットサンド」(PLUSOUPLE)

 

 

ビール醸造時に生まれる麦芽粕を生地に練り込み、香ばしさと旨味を引き出したバゲットサンド。

プルドポークのジューシーさと炙りチーズのコクが相まって、“廃麦”のイメージを覆すリッチな味わいに。

 

 

6. 廃麦 × 和スイーツ

「ビール麦芽のアップサイクルグラノーラ」(船橋屋こよみ)

 

 

老舗和菓子店が挑むアップサイクル。

ビール麦芽の香ばしさを活かしたグラノーラは、ヨーグルトやアイスとの相性も抜群で、日常に取り入れやすいサステナブル食品として人気が出そうです。

 

 

7. 規格外苺 × 蒸留技術・コーヒーかす × 規格外レモン

「日の丸 蔵風土 苺」(常陸野ブルーイング・ラボ/マーチエキュート神田万世橋)

「コーヒージントニック」(猿田彦珈琲)

 

 

規格外苺を使用した香り高い蒸留ジン。

苺の華やかな香りとスパイスの余韻が重なり、“規格外”とは思えない上質なクラフトスピリッツに仕上がっています。

猿田彦珈琲のコーヒーかすを原料に常陸野ブルーイング・ラボが製造したコーヒージンを、規格外レモンと合わせた特製ジントニック。

コーヒーの香りと柑橘の爽やかさが共存する、駅ナカならではの新感覚カクテルです。

 

 

8. 卵白 × 規格外キウイ・ベリー

「サステナブルレアチーズケーキ」(ランメイシャスイーツファクトリー/エキュート秋葉原)

 

 

通常は処分されがちな卵白と規格外フルーツを活用したレアチーズケーキ。

軽やかな口当たりとフルーツの酸味が調和し、“余剰食材”のイメージを覆す華やかなスイーツに。

 

 

9. 雹害梅 × コンポート

「梅のパウンドケーキ」(治一郎)

 

 

雹害で流通できない梅を梅酒にし、その梅の実を丁寧に種取りして砂糖と合わせてコンポートに。

しっとりとしたパウンドケーキに仕上げ、“被害果実”を価値あるスイーツへと再生しています。

 

 

“おいしい”が社会を動かす — 駅ナカが担うサステナブルの新しい形

 

「選んだらサステナブルだった」という自然な行動変容

JR東日本クロスステーションは、サステナブルを“義務”ではなく“選びたくなる魅力”として提示することを重視しています。

「サステナブルだから選ぶ」のではなく、「おいしいものを選んだ結果、それがサステナブルだった」という体験を提供することで、日常の中に自然な行動変容を生み出す狙いが。

 

駅ナカの強みを活かした社会実装

駅ナカは、通勤・通学・買い物など、生活動線の中心にあります。

その場所でサステナブルな選択肢を提示することは、社会全体の意識変容を促す“インフラとしての役割”を担うことにつながるという考え。

 

フードロス削減 × 地域循環 × 企業連携

本フェアは、食材生産者、飲食店、醸造所、コーヒーロースター、駅ナカ商業施設といった多様なプレイヤーが連携することで成立しています。

“ぐるぐる”と循環する仕組みは、地域経済の活性化にも寄与しているんですね。

 

 

駅ナカから未来の食文化へ — “ぐるぐる”循環するおいしさの可能性

『ぐるぐる、つなげる』フェアは食材の価値を再発見し、循環型社会を体験できる“社会実験”の場と言えるでしょう。

ロスパンが鶏を育て、卵がサンドイッチになり、廃麦がパンやビールに生まれ変わる。
規格外フルーツがスイーツやカレー、クラフトジンへと姿を変える。

そのひとつひとつが、私たちの「おいしい」という選択によって社会を動かす力を持つことを教えてくれる素晴らしい取り組みと感じました。