テーマは「香り」自然派イタリアン「CANOVIANO CAFE」ホテル雅叙園東京内にオープン!

唯一無二のミュージアムホテルとして、90年以上の伝統を受け継ぎ、2,500点もの日本画や美術工芸品に囲まれるホテル雅叙園東京。

 

ホテル雅叙園東京内には、2017年に代官山から移転した自然派イタリアンの第一人者である、植竹隆政シェフがオーナーを務める”RISTORANTE CANOVIANO”があります。

 

リストランテのターゲットをより広げるという目的の元、若い男女や目黒界隈に居住する主婦層がより気軽に立ち寄れるような”RISTORANTE CANOVIANO”のセカンドブランドとして「CANOVIANO CAFE」を2023年9月22日(金)にオープンする事になりました。

 

 

CANOVIANO CAFE

 

 

フードロスも大きな目標にとして掲げ、”RISTORANTE CANOVIANO”で使われた食材の端材になるような部分も、余す事なく利用するようメニューに反映させているそうです。

 

料理合わせたオーガニックワインも種類豊富に取り揃えているのも特徴的です。

 

 

CANOVIANO CAFEもリストランテ同様に、バターやクリームなどの動植物油脂に始まり、にんにくや唐辛子を極力使用せずにオリーブオイルを多用し、野菜などの自然の味わいに強いこだわりを見せるメニューを取り揃えています。

 

シェフのスペシャリテとして代表的なメニューが「縞海老とカラスミの冷製カペッリーニ」

※画像の料理は試食会用の小ポーションとなります

 

 

縞海老とカラスミの冷製カペッリーニ

 

 

サルディニア島のカラスミを使用し、フルーツトマトをふんだんに入れたカッペリーニは、縞海老が舌に絡みつく濃厚な食感で、トマトの酸味とカラスミの塩味がベストマッチした爽やかな味わいが印象的な1品です。

 

 

またシグネチャーメニューとしては、「銘柄豚ロースの藁焼き」がセコンドメニューとしてラインナップしています。

 

銘柄豚ロースの藁焼き

 

 

鹿児島県産の霧島豚(白豚)をオリーブオイルのみで調理し、最後に藁で蓋をするように豚肉へ薫香を纏わせているそうです。

 

STAUBを使って調理していますが、蓋を開けた瞬間の香りは抜群です。

 

脂はしっかりした霧島豚ですが、かなりさっぱりとした脂なので重たさも感じず、甘みがあって美味しいです。

 

シェフが直接剝いてサーブしてくれるすりたて生ハム。

程良い塩味が白ワインに良く合いそう!(試食会はノンアルだったのであくまで予感です)

 

 

 

本日のカルパッチョ 季節野菜のサラダ仕立て

 

 

試食会の時の魚は函館の鰤でした。シェフの話によると函館ではあまり鰤が消費されないようで驚く程の安値で市場に出ているそうです。

 

函館で獲れる鰤は少し早めなのでサイズとしてはやや小ぶりになるそうですが、十分なサイズ感でした。

 

氷見の方面に泳いで揚げられる鰤は、函館よりもより高値になるそうですね。

 

 

カルパッチョと謳っていたので、スライスされた鰤が出てくるのかと思いきや…

かなり分厚くカットされた鰤で、脂のバランスも良くて身がプリプリしていてかなり美味しかったです。

 

野菜類もブロッコリー、カリフラワー、インゲン豆に蕪やオクラなど色とりどりの鮮やかな色彩で視覚でも楽しめる料理です。

 

 

和牛ボロネーゼと秋茄子のカサレッチェ

 

 

ナポリのショートパスタ”カサレッチェ”は淡路島で作られている麺を取り寄せ、1週間熟成させているそうです。

 

もちもちの食感が特徴的で、赤ワインやポルチーニを使って煮込むボロネーゼソースがコクがあって旨味が凝縮していてパスタにしっかりと絡んで絶妙です。

 

ボロネーゼの和牛もリフトランで使った和牛の端っこの部分などを上手く有効活用しているそう。

自然の恵みを余す事なく全部使い切る姿勢はとても素晴らしいです。

 

 

栗のカフエラッテ

 

 

シェフが27年間変わらずに継続している定番のドルチェ「栗のカフェラッテ」は、濃厚なエスプレッソのプリンに甘く煮込んだ栗の渋皮煮をゴロっと入れ、ラム酒と栗のペーストを使ってスープのように見立てた1品。薄く焼いたカカオのクッキーを崩しながら一緒に頂くと食感も豊かに。

 

このメニューはシェフがイタリアでの修行時代に訪れたバールで、地元のおじいさんが美味しそうにマロングラッセとエスプレッソを交互に飲食しているのを頻繁に目にして思いついたメニューだそう。

 

カラダにも優しい自然派のイタリアンを提唱し、野菜やオリーブオイルをふんだんに使った食べて健康になれるメニューの数々に加え、フードロスや後進の育成にも意欲的な植竹シェフが率いるCANOVIANO CAFEに今後注目が集まる事でしょう。

 

 

CANOVIANO CAFE(カノビアーノ カフェ)

 

東京都目黒区下目黒1-8-1 ホテル雅叙園東京内

050-3188-7570

ランチ:平日 11:30〜14:30(L.O.)※土日祝は15:00(L.O.)

ディナー:17:30〜21:30(L.O.)

定休日:水曜日

テーブル:52席・カウンター6席