ミシュラン1つ星獲得の南青山「七鳥目」で創作焼鳥コースディナーを味わい尽くす!

最近よくグルメ界隈で耳にするのは、ミシュラン獲得のお店の予約というのはなかなか一見さんでは取れず、強力なコネクションがないとお店に連絡すら付ける事が出来ないという噂・・・というよりもそれが現実なんです

 

予約困難店が軒を連ねるグルメ専用サイト「OMAKASE」なんていうサイトもあるくらい。

 

ちなみにこの「OMAKASE」というサイト内で、自分も気になるお店を登録して予約開始日にコンタクトを取ってみたり、急遽キャンセルが出た場合お知らせメールが届く設定にしてるのですが、メールが届いてすぐに素早いレスをしても・・・

「既に予約が埋まりました・・・」という状態になり恩恵を受けたことが一度もなく、正直サービスとしての魅力は1mmも感じられない・・・

なんて事もあるのが現実の世界です。

 

そんな中、昨年のクリスマスイブに南青山の予約困難店、ミシュラン1つ星獲得の『南青山 七鳥目』の予約が取れましてお邪魔してきました。

これはサイト関係なく知人のコネクションを使わせてもらい枠に当て込んでいただいたからお邪魔する事が出来たんです。

 

南青山 七鳥目

 

 

南青山の高級住宅地のエリアで、レストランも焼鳥から中華、鉄板焼きなど名店が軒を連ねる場所。

 

地下への階段を降りて手指消毒などを済ませカウンターへ案内いただきました。

 

 

アットホームな雰囲気が心地良く、見たところ料理は店主がほぼ1人で回し、サービスは店主のお母様を筆頭にこの日は3〜4人で回されていました。

家族っぽい感じが何だか温かく、周りを見回すと恐らくほぼ常連という感じがあり、ある程度の決まったお客様で七鳥目のカウンター11席は予約の席獲り合戦になっているんだろうなぁ・・・というイメージ。

 

この日は2部制の2回転目の予約が取れ、20:15〜の一斉スタート。

6,800円のコース1本で、1日2回転でこの金額で大丈夫なのか?と感じたけど、コースが進むうちに追加串を頼んだり、〆ご飯はセレクト制で魅力あるメニューは+料金になっていたり、お酒を飲まれるお客様が多いっぽくワインのボトルオーダー入れてる方がいたりと・・・

なんだかんだで終わってみると1人10,000~15,000円は最低でもいくかなという感覚である意味納得。

完全予約制のコース1本となると食材コストも見えてくるのでロスがない。

席数がこの位でも人気店になり予約が埋まる状況が作れると・・・とまぁいやらしい計算をしてしまいますね・・・笑

 

 

コースは焼鳥のコースからはちょっと意外なコース設定というか内容の流れ。

 

牛蒡の柳川

 

 

焼鳥とは言ってもすぐに串に走るのではなく、手の込んだ1品料理を挟んできますよね。

牛蒡の食感をしっかりと残しながら、卵のフワフワ感と言い味わいと言い最初にガツッとハートを掴まれる感覚。

 

鶏ワンタン

 

 

これも味わいはしっかりとパンチのある濃い味で、トロッとワンタンの食感にネギのシャキシャキ感が心地良い。

 

せせり(辛子)

 

 

1品料理に「美味いなぁ・・・」と舌鼓を打っているタイミングで串物が!

ジューシーな甘みさえ感じるせせりは辛子をほんのちょっと添えて素敵にマリアージュ。

 

 

エルフランス

 

 

これはネットでやSNSでも絶賛する人が多々見られたエルフランスではないですか!!

濃厚な味わいとねっとりと舌に絡みついてくる旨み・・・

 

 

なんならもう永遠に食べていられる!!

「もっと出して下さい!!」

と喉元まで出かけた言葉をグッと堪えて速攻で完食・・・汗

 

 

リエット&レバーパテ

 

 

焼鳥屋でリエットとレバーとか出てくるんですね!

舌の上でとろける食感にはビックリ!

 

 

 

つくね(黒七味)

 

 

そして大好き「つくね」です!

齧った瞬間に口の中に旨みの肉汁がジュワーっと広がり、溢れ出そうになるほど・・・

 

 

生厚揚げ

 

 

熱々の厚揚げの上では鰹節が踊っております。

 

 

外側はサクサクのしっかり食感で、中はトロトロの熱々食感のコントラストが抜群です!

 

 

若戎レモンサイダー

 

 

乾杯のシャンパンはグラス1杯お店からのサービスで出していただき、お酒の弱い私は2杯目はこのレモンがガツンをたっぷりグラスに敷き詰められた若戒サイダーがお気に入り(笑)

炭酸も強炭酸で口の中でワッと弾ける口当たりが良いですねぇ。

 

 

京赤地鶏若鶏もも

 

 

自家製の柚子胡椒を添えていただく京赤地鶏の若鶏のももは、皮目はカリッと心地の良い歯応えで、次の瞬間にもも特有の柔らかくたっぷりの肉汁が溢れる2段階食感で言うことなし!!

柚子胡椒がまた鶏もものジューシーな甘みのある脂にピリッとインパクトを与えていて良い仕事してるんですねぇ!

 

 

手羽先(レモン)

 

 

手羽先はたっぷりのレモンを絞って。

しっかりとした脂の強さも勇ましく、ガッツリとかぶりついていただきます。

女性用は食べやすいようにカットされて提供されるのでご安心を!

デートだと口の周り脂でギトギトにするのはちょっと気になる女子にも優しい気遣いです。

 

お好み串はそれぞれ候補の串から好みをオーダー。

私は「ハツ元」をオーダーしました。

 

 

しっかりとした食感と噛みしめる毎に旨みが出てくる好きな部位なんですよね。

タレは少し甘みのあるバランスも好みでした!

 

焼鳥が美味しいのは勿論だけど牛蒡の柳川や厚揚げ、京赤地鶏の若鶏モモを使ったつくね風などの1品料理がどれも絶品で驚愕し、個人的には特にフランスのうずらの卵「エル・フランス」串の濃厚な味わいがとても印象的でした。

 

ミシュラン1つ星という冠があり、ちょっと敷居の高い雰囲気なのかな?と思ってましたが全然そんな事はなく、むしろ肩肘張らずにアットホームな雰囲気の中、美味しい時間を堪能させていただきました。

 

個人的にはもっと色んな人にこの味わいが楽しめる予約の取りやすい環境が整備されると良いにになと感じてなりませんでした!

 

 

【南青山 七鳥目】

 

東京都港区南青山7-13-13 フォレストビルB1

03-6427-3239

18:00〜23:00 (22:30 L.O.)

※2/7までは20:00までの営業

定休日:日曜祝日および第2第4土曜日