モダンスパニッシュ「HANALE KARUIZAWA」でガストロノミー体験!信州食材×スペインの融合を感じる

軽井沢駅前からかなり至近距離にあり、宿泊したホテルから徒歩10秒程度という利便性抜群の場所に居を構える「HANALE KARUIZAWA(ハナレ 軽井沢)」

 

HANALE KARUIZAWA

 

 

昨年4月にオープンをしたばかりの、まだ知る人ぞ知るモダンスパニッシュの実力店なんです。

 

店内は明るい陽射しが入り込み、緑も多く飾られたナチュラルな雰囲気がとても心地良い空間。

 

 

カウンターには各席に電源が配置されていてこの雰囲気にしては珍しいなと思い伺うと、以前はコワーキングスペース的な建物だったらしく居抜き物件をベースに内装をいじられたそう。

モニターなんかもあるのでイベント使いとかも出来そうですよね。

 

テーブルセッティングも器が存在感があり美しく、カトラリーはクチポールのブラウンを使用し、店内の雰囲気に物凄くマッチしていました。

 

 

HANALE KARUIZAWAの中道シェフは28歳と若手ながら、スペインの三つ星レストラン「Azurmendi」で研鑽を積み、「エネコ東京」でのスーシェフを経て「HANALE KARUIZAWA」のシェフに就任する実力派。

 

ソムリエとサービスを務めるマネージャー大河原氏は、東京三越前の人気フレンチミシュラン1つ星の「La paix」で研鑽を積んだ実績を持つ人物。

 

何だか雰囲気を持ったお二人のお店とあって、期待値も自然と膨らんでしまった…

 

アルコールペアリング、ノンアルコールペアリングの用意もありますが、車の運転とランチのショートコースという事もありペアリングにはせずクラフトコーラ。

 

 

スパイシー感満載の喉越し爽やかなクラフトコーラが美味しかった!

 

アミューズ

 

 

美しいカラフルなお皿でサーブされたのは、一番手前はチュロスを焼き茄子のピューレと合わせたもの。

香ばしいチュロスの少し温かな食感とねっとりした茄子のピューレのほのかに感じる甘さが良い。

画像右はホセリートを乾燥させたもので、旨みがギュッと凝縮されているので噛みしめるたびにホセリートの旨みが口の中一杯にひろがるんです!

そして左上は何とタピオカをフライにしたもの!

サクッと心地良い食感に添えられたアイスプラントの瑞々しい口当たりが爽やかな1品。

 

 

ガスパチョ

 

 

2皿目はこれからの暑い日にピッタリの「ガスパチョ」

濃厚なビネグレットソースに酸味のあるリンゴのビネガーや食感には風味のあるクルミが使われている。

喉越しがサッパリと爽やかなのは勿論、風味と食感も楽しめキュウリや赤かぶのスライスも添えらていて口当たりが豊かだ!

 

 

 

 

パンは栗の粉を使った珍しいものや自家製ライ麦のリュスティック。

栗のパンは群馬のクロフトベーカリーから取り寄せ、自家製のライ麦もここからレシピ監修して貰っているそう。

そしてスペイン産の「MARQUES DE GRINON」のオリーブオイルがまた美味しかった!

ワイナリーでもある「MARQUES DE GRINON」はワイン作りにおけるノウハウをオリーブオイルにも活かしているそう。

 

 

スペシャリテでもある真っ新なプレートにビーツの赤さが官能的な料理は・・・

レモラチャ コーヒー

 

 

レモラチャとは「ビーツ」の事だが、これを3種の調理法で食感や風味の違いを表現しているんです。

コーヒーと黒コショウを合わせたコクのあるパウダーや、ヨーグルトと山葵、ミントを合わせた爽やかなソースでレモラチャをいただく事で食感と味わいの変化がとても面白い。

 

 

 

お肉は「信州太郎ぽーく」

 

 

かなり分厚くカットされた信州太郎ぽーくは、見るからにジューシーさが伝わってきますが、ナイフでカットするとスッと本当に柔らかいのが実感できます。

低温でじっくりと火入れをしてから薪火で仕上げの焼き上げをする事で、この柔らかな食感と風味が生まれるのでしょう。

 

そして口に含むと物凄い量の肉汁が口の中で溢れかえる食感・・・

 

これ凄いぞ!!

更に驚くのが旨みの脂のボリュームが物凄いのに、全くしつこくない・・・

しつこさは皆無!!

 

 

 

添えられたおかひじきや軽井沢菜はアンチョビオイルでコンフィされていて存在感がしっかりあり、信州太郎ぽーくとの相性が抜群。

春菊のソースと合わせると少しサッパリとした口当たりに、そしてアンチョビオイルとトリュフパウダーを合わせるとコクのある味わいが楽しめる。

 

こちらは卵を使用しないフレンチトースト

スペイン風のフレンチトーストは「トリハ」と言うそう。

 

 

食感はパンの外側のしっかりした歯ごたえはありながら、中は柔らかくしっとりめ。

卵は使わず柑橘の香りが爽やかに香る液体に浸しているそう。

ホワイトバルサミコのほのかな酸味にクミンのスパイシーさも加わって華やかな見た目ながらしっかりと主張のある「トリハ」。

 

ラストにはミニャルディーズが。

スペイン料理でもミニャルディーズって呼ぶのかな?

ヴァローナのチョコをコーティングしたパップコーン!

 

 

太田さんのアマゾンカカオを使ったカカオニブ入りキャラメルポップコーンも大好きですが、やっぱりポップコーンの塩っ気とチョコのコクのある甘さって相性抜群ですよね!

 

 

 

今回の軽井沢ショートトリップワーケーション旅でのグルメ発見の最大の収穫だった「HANALE KARUIZAWA」。

予定的にランチでの訪問でしか時間が作れなかったけど、今度伺うときはディナータイムにお邪魔したいな。

ペアリングするほどお酒が飲めないのが残念だけど、1杯位はワインを傾けながらモダンスパニッシュの神髄を改めて再確認したいなと思いました!

若さ溢れる「HANALE KARUIZAWA」チームの更なる進化が楽しみです。

 

 

【HANALE KARUIZAWA」(ハナレ 軽井沢)】

 

長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東31-15

050-3138-3196

ランチ:11:00~15:00(LO.13:00)

ディナー:17:00~22:00(LO.20:00)

ワインバー:20:00頃~(不定期)

水曜定休日

https://hanalekaruizawa.com/