Gcさくらチャリティ 3年目の活動
3年が経過した東日本大震災…
あっという間というセリフが適切なのかどうか?
3年前のあの日僕は渋谷の雑居ビルの
カフェで京都から遊びに来た友人とランチをしていた…
あの衝撃と振動で店内のグラスや皿などありとあらゆるものが揺れ落ちあちこちで割れ大惨事となった…
渋谷の街はパニックでセルリアンタワーの上階が大きく前後に揺れ折れるのでは?と感じた程に。
その後TVの報道では津波災害の状況が
流れ現地の災害の凄まじさを画面を通してのみ知るばかりでした!!!!!
自分一人では何も出来ず当時はイベントを立ち上げその会費の10%を物資に変えチャリティとして送り届ける事もしていましたが自分が現地に訪れるまでには至りませんでした。
今回色々な出会いがあった中で機会に恵まれ南三陸の地に訪れチャリティ活動に参加する事が出来ました。
まずはその機会を頂いたブルーベルジャパンの皆様に感謝を申し上げたい!!!!!
そのブルーベルジャパンが企画する
チャリティイベントさくらウォッチツアーはブルーベルジャパンが展開する
Gcウォッチの日本限定さくらウォッチの売上の一部を桜並木ネットワークに寄付しさくらの樹を植樹し現地に華を咲かせる一助を担う活動。
今回東都観光のさくらウォッチツアーに参加させて頂き現地の状況を目の当たりに感じて来ました。
ここは南三陸の被害の象徴として解体
せずに残された高野会館。
海岸に近く、津波は最上階の4階まで押し寄せたが、集会を開いていた地元のお年寄りら327名と犬2匹が屋上に避難し尊い329の命が救助された場所。
建築物を目の前にしてもこの屋上まで
波が押し寄せたのを想像するのが困難な位信じ難い事実…
周りの風景も3年が経過しかなり整備されたと地元の方々は言うがまだまだ復興への道のりは長いんだなぁと感じた…
あちこちに土砂が高く積まれる景色が広がり途中で寸断された橋や線路…
こういった部分はまだまだ手が付けられずそのまま残っています。
そして震災のその日ギリギリまで避難アナウンスを流していた場所にも降り立ちました。
防災対策庁舎。
この地でも43人の方々が亡くなられている…
ここから発した避難勧告があったからこそ命が助かった方々もまた多いという事実…
ギリギリまでアナウンスを流していた
職員の三浦さんはまだ見つかっていないとの事。
写真に見える1本のアンテナ…
このアンテナが辛うじて見える位の
波がここを襲った。
その衝撃で建物は鉄骨が剥き出しになり無残な姿になっている…
しかし3年が経過する中この地を訪れる方は多いと言いますが語り部の方はこうも言っていました…
この地を訪れてくれるのは地元の方々は嬉しい事であるという事…
しかしこの地で記念撮影をする人も多いと言う。
常識が分からない人も多いという事実も忘れてはならない。
ここは忘れてはならない場所…
こんな酷い事があり二度と同じような被害に合わない為にも後世に語り継いでいかねばならない。
記録として写真や画像に残す事は大事だが決してここで笑顔で記念撮影をする場所には相応しくないという事。
僕らはきちんと心に留めなければならないと思う。
また語り部の方が発した言葉…
『皆さんがこの地を訪れてくれるだけで嬉しいし話をする事で生きている実感が湧き元気になる!』と…
物凄く印象的な言葉だった!!!!!
ホテル観洋の伊藤さん(語り部)
僕らはどこか震災のイメージは後ろ向きで暗い感覚を持ってしまいがちですが現地の人は物凄く前向きに、そして
元気に笑顔で生きているという事実。
僕らに出来る事は小さい事かもしれないけどいつまでも忘れずに時には現地を訪ね現地の人と話す事が少しの元気や勇気に繋がる事もあるんだと感じました!!!!!
次回は植樹の様子をお伝えします!