PULLMAN TOKYO TAMACHI “KASA”でアフタヌーンティーとカンガサンガを味わい尽くす!
JR山手線田町駅から直結、三田駅からも3分圏内の極めて立地の良い場所に、日本の伝統的な側面とヨーロッパのデザインが見事に融和した、訪れる人を快適さで包み込んでくれるラグジュアリーホテル”PULLMAN TOKYO TAMACHI(プルマン東京田町)。
1階にある地中海料理”KASA”は、アジアンテイストとヨーロッパぽさを肩肘張らず食事が出来る心地良い空間で表現。
そんな”KASA”で夕方から優雅にアフタヌーンティーと、日本では殆ど見かけることの無いカンガルー肉を使用したサンドイッチ「カンガサンガ」を味わってきた。
KASA
空間を贅沢にも悠々と使い、洗練されたシンプルなインテリアと、大きく取られた窓からは夕方の優しい木漏れ日が差し込み、訪れる人を心からリラックスして食事が出来るシーンを提供してくれる。
晴れて暖かな日は、テラス席での食事も良さそうだ。
特徴的なのは、メインの調理場だけでなく、あらゆるキッチンスペースが全てオープンキッチンという点。
このバリスタカウンターでは、淹れ立てのコーヒーやスイーツ類をテイクアウトする事も出来る。
ここ数年アフタヌーンティー人気がかなり高い中、その提供する什器も色々目にしたが”KASA”のアフタヌーンティーで使用されるものはかなり珍しいタイプでした。
デザイン性もあり、スタイリッシュなアフタヌーンティーが提供される。
横から見ると分かるが、什器が前にせり出しているのが見て取れると思う。
これは料理が乗せてある部分が一部裏側にマグネットが貼付されていてベースの什器に張り付くようになっている。
重みで外れたりしないのかな?と思ったもののこれが結構しっかりとしている。
でも実際食す際には大胆に触れないようにお気を付けください!
スタイリッシュなアフタヌーンティーの内容は、上段左から順に。
「レッドカラントムース」「海老のタルタル」「バーガースライダー」「チキンラップ」「パンプキンパベ」「アプリコットベリーヌ」「マロンタルトレット」「チキン&フォアグラのガランティーヌ」「トンカプラリネ プティシュー」
食事として食べ応えのあるのはバーガースライダー。
牛肉のしっかりとした肉汁溢れるパティとコクのあるチェダーチーズとの食べ合わせが抜群。
バンズもこのサイズながらボリュームと口当たりの柔らかさが肉との相性が良い。
海老のタルタルは、まず海老が想像以上にゴロッと入っていて濃厚な味わいでシンプルに美味しい。
柑橘系の果汁を利かせたマヨネーズの爽やかな口当たりと、あさりや醤油、ごま油をブレンドしたソースとのコク深さがとても印象的な1皿。
チキンラップは、食感の柔らかさに驚きを覚える一口め!
これはチキンをコーラでマリネすることで生まれる食感との事。
合わせるコールスローは和風の味付けでややスパイシーさを感じ、フルーツや柿のサルサで程よい甘さも加えてある面白い口当たり。
様々な面でフュージョンを感じる調理方法に直面する。
チキン&フォアグラのガランティーヌはトッピングされた葉の下にフォアグラと無花果のチャツネが隠されている。
これもまた低温で調理されたであろうチキンの食感、仄かに香るマスカルポーネ、フォアグラの味わいとチャツネの酸味、これら全てが口の中で一体となった時に、今まで味わった事のない世界が訪れる。
小さめポーションのマロンタルトレット(右)とパンプキンパベ(左)
この小さめのポーションにそれぞれマロンの風味、濃厚なパンプキンの味わいがグッと凝縮されたメニュー。
見た目も美しい層のレッドカラントムース。
しっかりしたレッドカラントの酸味とムースの柔らかな甘味が絶妙なバランス感。
アプリコットの甘みが食後の舌に心地良いベリーヌとトンカ豆をベースにしたスパイシーな味わいのプティシュー。
全体的なポーションのバランスの良さ、食事とスイーツの食べ合わせ、食べ進める毎にそのフュージョンを肌身に感じる洗練された味わいのアフタヌーンティーだった。
そしてこちらがかなり珍しいカンガルー肉を使ったサンドイッチ「カンガサンガ」なるメニュー。
日本ではなかなかお目にかかれないメニューだ。
ポテトとのセットで1,000円+税、オーストラリアでメジャーなクラフトビール「クーパーズ」とのセットにすると1,500円+税とお得になるセット。
勿論「クーパーズ」単品でもオーダーは可能。(単品は950円+税)
カンガルーのお肉って結構クセが強いのでは?というイメージを良い意味ではるかに超えてくる食べやすさ!
口当たりはまろやかであっさり目、しかも高タンパクで低カロリーというヘルシーさも持ち合わせている優れもの食材。
ラベルデザインも可愛く、オーストラリアらしくカンガルーのロゴも刻印された「クーパーズ」。
150年以上の歴史を持つ「クーパーズ」の最大の特徴は、2次発酵。瓶詰めの際に生きたままの酵母を投入し、瓶の中で発酵させる製法だ。
この製法で作られるクーパーズには、澱(おり)と呼ばれる沈殿物が瓶底に溜まる事になる。
地元では「クーパーズ」を飲む前に、瓶を横に倒して軽く転がし沈殿物を攪拌させてからグラスに注ぐ姿が頻繁に見られるそう。
PULLMAN TOKYO TAMACHIでもテーブルのあちらこちらでそんな様子が見られるかもしれない。
今後も更に進化を見せるであろう田町に、その存在感を大いに放っているPULLMAN TOKYO TAMACHIでのアフタヌーンティータイムは、日常の喧騒を忘れさせ、心からリラックスし、ゆったりとした贅沢な時間を過ごす事が出来るプレシャスな場所でした。
機会があれば宿泊をして客室での過ごし方、ホテル内の様々な日本的要素とヨーロッパ要素の融合を時間をかけてじっくり観察してみたい。
【 PULLMAN TOKYO TAMACHI・KASA 】
東京都港区芝浦3-1-21 プルマン東京田町2F
03-6453-8634
https://www.pullmantokyotamachi.com/ja/
朝食:6:30~10:30
ランチ:11:30~14:30
平日
ブランチ:10:30~14:30
土・日・祝
デザートタイム:15:00~17:30
ディナー18:00~~22:00
定休日なし