焼肉X(YAKINIKU TEN) 西麻布の隠れ家焼肉は正真正銘本気(マジ)の焼肉屋!VOL.1
西麻布のひっそりとしたエリアに佇む完全予約制の焼肉屋「焼肉X(YAKINIKU TEN)」。
辺りが暗くなっても、仄かな明かりと店名がその隠しきれない存在感を解き放つかのように浮かび上がる。
焼肉X(YAKINIKU TEN)
一点の曇りもない純白の階段を下ると、センスの良い花が活けられ、荘厳な扉が迎え入れてくれる。
一歩足を踏み入れると、そこはどこかのワイナリーの中に入り込んだかのような錯覚を覚え、ふと気づくと更に棚の一部が自動で開き店内はと誘ってくれる。
完全個室の店内は、まるで1部屋1部屋が焼肉劇場のような作りで、ソファスタイルでゆったりと寛ぎながら、正面に携えられた網焼き台と鉄板台という、2つのステージで熟練の職人がコースを振る舞ってくれる贅沢な設えになっている。
コンソメスープからいきなり焼肉Xの洗礼を浴びる事に!
都萬牛と霧島連山麓の天然水を使ったコンソメは透き通る美しい色合いに優しく柔らかな口当たりの上品なスープ。
見るも美しいナムルの盛り合わせは、いわゆる焼肉屋で見るナムルとは全く違い、野菜の旨みを引き出す調理法のアートな盛り合わせ。
ここであまりのインパクトだ思わず息を飲んでしまった宝箱が…
パカッと開くとそこには都萬牛、松阪牛、但馬玄の肉塊が!
希少な黒タンも合わせ、あまりの存在感の大きさにしばし沈黙が!
そして間髪入れずにもう1つの宝箱がパカリと…
辺り一面が一気に芳醇な香りが漂い、見たことの無い量の白トリュフが!
1つ1つがかなりボリュームのある白トリュフで、放つ香りがハンパないんです!
たっぷりの雲丹と共に、融点が12℃という但馬玄のユッケが。
驚きの融点は口に含むと瞬間的に融ける感覚。
隣にはTENと描かれた丸缶が。
ちなみにこの但馬玄ユッケと雲丹には先程の白トリュフをこれでもか!と振るい落とすんです!
こちらが…
こうなります!
ユッケも雲丹ももうほぼ白トリュフで隠されてる状態!!
そしてTENの丸缶の中身は…
ドーンとキャビアが!!
そして驚くことなかれ、キャビアの下には但馬玄のユッケとサワークリーム&レモンが!
何ですかね!このキャビアの塩味とサワークリーム&レモンの酸味にユッケのとろける濃厚な味わい…
幾らでも食べ続けていられる感覚!
黒タンは極薄にカットされ、サッとしゃぶしゃぶして牛のテールスープにドッキング!
あっさりと喉越しの良い牛テールスープにセリの食感が心地良く、タンのしゃぶしゃぶが味わえる。
そして次は3cmに厚切りした黒タンが!
この黒タンの食べ比べって贅沢極まりなし!
絶妙な厚切り黒タンの火入れは、さすが匠の技。
自分ではこうも完璧な火入れは100%無理…
口に含んで噛む瞬間の程良い食感と滲み出る肉汁は絶品の一言。
ピリッとした辛さの青唐辛子柚子味噌やオリジナルのレモン塩でいただく。
そしてここでパフォーマンスの一環として、何だか大きなマシンが登場。
これは自家製の胡麻油をつくるマシン。白胡麻をマシンに入れるとジワリジワリと絞って胡麻油が出てくるんです!
油と搾りかすは後々の料理で余すことなく使われるそう。
自家製の胡麻油を試飲しましたが、胡麻油の概念を覆す味わいでした!
このマシン欲しくなってしまう(笑)
メニューを見ていて気になっていたミノサンドがここでお目見え。
ミノを使ったサンドイッチなのか?と思っていた自分の浅はかさが恥ずかしい!
1番目の胃袋であるミノを脂でサンドしてるという意味らしく、塩ダレでいただくミノサンドはイメージよりもジューシー!
ヘベスの絞り汁に塩を好みで混ぜて自家製の塩ダレを。
彩りの美しいサラダは、チョレギサラダの一般的なイメージとは違い、野菜の温度にこだわり、食感がとても瑞々しく音がシャキシャキする新鮮そのもののサラダ。
レバーは先程の自家製の胡麻油をたっぷりと付けて。
臭みの存在など忘れるほど、これレバー?って感じの味わいで、香りがハンパない胡麻油とお塩のバランスが絶妙すぎて、普段レバーはあまり得意な部位ではないですがこれは思わずおかわりしたい欲求が湧き出るほど!
甘みのしっかりした芳醇な香りが鼻腔をくすぐるグラハムのファインホワイトポート。
ここで出てくる艶やかなネーミングの「食すシャンパーニュ」は、牛の出汁とシャンパーニュを合わせて丸腸を低温調理した箸休め的なスープ。
ここまで一気に怒涛の本気の焼肉尽くしが振る舞われてきましたが、まだまだここから更に加速するように焼肉X(YAKINIKU TEN)の本気度MAX焼肉のプレゼンテーションが繰り広げられるんです!!
Vol.2へと続きます・・・